ボランティアについて

ボランティアとは、モノづくりでのまちおこし活動やイベントをサポートしてくれる存在です。オープンファクトリー当日など、自分の工場や仕事場で手一杯でイベント全体の対応までできない、というときに自発的にお手伝いをしてくれる頼もしい存在です。ボランティアとは単に無料で労力を提供するという意味ではなく、自分の自発的な意志によって社会的課題に取り組み、(仕事は別に)労働力、技術、知識を提供することです。

ボランティアとは?

ボランティアは雇用関係にあるアルバイトではありません。取り組みに共感し、一緒に作り上げていきたいという仲間であり、自分の時間や労力を提供しくれる支援者でもあります。何よりも、我々のイベントを一番身近で体験し、その魅力を感じてくれるお客様です。感謝をしながら、お互いが活かし合える関係づくりを目指しましょう。

ボランティアに求められる能力

ボランティアには、コミュニケーション能力、ホスピタリテイ、チームワークが求められます。相手の話を聞き、意図を理解し、自分の考えを伝え、行動していくこと、そして、思いやり、おもてなしと言われる行動が必要です。チームのみんなで協力しあい、助け合い、気配りしあうことも大切です。

ボランティアが期待すること

ボランティアは、地域興しやイベントに参加することで得られる体験や、地域の企業・ボランティア同士での交流を期待しています。

普段の生活や仕事の中では、得られない体験や交流に期待して参加してくれます。また地域に貢献したり、イベントを一緒に作ることで、参加企業やお客様に喜ばれたという充足感を期待する人もいます。いろいろな人と出会い交流し、自分のネットワークを広げることを望んでいます。

参加にあたっての注意点

当日ボランティアの現地までの交通費や宿泊費は原則自己負担

当日ボランティアの労働対価は無償が原則です。交通費や宿泊、食事代も自己負担になることがほとんどです。ただし打ち上げや交流会の機会などには無料で参加してもらうイベントもあります。事前に経費の支払いなどについて十分説明して、了承を求めます。有償のスタッフと、無償のボランティアが混在する場合などは事前にルールを決めて説明できるようにしておきます。

希望どおりの仕事につけないこともある

登録申請時に希望の業務を伝えることができるイベントもありますが、人気の業務や人手が足りない業務があり、主催者側で調整する場合があります。ときには工場の現場を見られない、人との交流が少ない等の仕事もありますが、イベントを支える一人として取り組んでもらえるような説明が必要です。できれば配置場所をローテションしたり、長めの休憩時間を取るなどして、イベントをお客様としても体験してもらいましょう。

◇直前まで仕事内容が決まらないこともある

ボランティアの応募状況等によっては、直前まで仕事が決まらないこともあります。主催者からの連絡に注意しながら待ってもらうようにお願いします。また連絡が少ないと不安に感じるのでイベントの準備状況や、ボランティアの心得、ボランティアのポイントなどの情報をこまめに伝えることで、参加意識を高めてもらう工夫もしましょう。

 

◇長期の運営スタッフは有償で

取材、編集や広報、会員管理など長期の渡って責任ある仕事をするスタッフや事務局は、専門家として委託したり、有償ボランティア(通常の金額よりも安価でお願いする)で対応してもらいます。どのイベントも人材や資金が不足しているためスタッフへの期待や責任も重くなるので、条件面での調整が必要です。

 

◇当日のトラブルについては

集合時は出欠確認、解散時は終了報告を忘れずに。ボランティアが全員無事仕事を終えたか、トラブルがなかったか確認してください。事故や急病などの緊急事態については、リーダーや事務局に電話をして指示を仰ぎます。雨天や天災、交通障害などによる中止が予想される場合は、事前に連絡方法や時期を決めておきます。

ボランティアの募集

①募集

<イベントの魅力>や、<ボランティアのメリット>、<運営者のメッセージ>等についてお知らせします。

②告知

ホームページ、フェイスブック、ツイッターなどのSNSのほか、新聞、雑誌、自治体広報誌、タウン誌、チラシなどで募集します。

③申込

申込時に氏名、職業、住所、最寄り駅、男女、年齢、当日連絡できる携帯番号、希望職種(複数希望)希望日時(複数)、これまでのイベント参加経験、ボランティア経験、その他連絡欄などを訪ねておきます。

④受付

申込を受け付けたら、その旨を返信します。

⑤配置・役割の決定(シフト決め)

申し込み込状況に応じて、<誰><どの役割><どの場所><勤務日時>に配置するか決定します。数日開催のイベントであれば、イベント自体も楽しんでもらえる時間を取ってもらうといいでしょう。

⑥ボランティア保険

イベント開催時の怪我や事故等に対応するために、ボランティア保険に加入することがベターです。保険に加入しない場合は、活動は自己責任であることを事前にお伝えします。

ボランティアの業務内容

①来場者受付(当日)、イベント内容の紹介、地理の案内

②駅やインフォメーションでのマップ、ガイドブック等の配布(当日)

③会場設営(前日・当日)

④参加企業サポート(短期〜中期)/イベント企画や広報活動

⑤移動補助(当日)/バスやレンタルサイクルなどの案内、調整

⑥撮影・記録(当日)

⑦運営管理(長期)/参加企業への連絡や調整、参加費の請求、データ入力、アンケートの集計、チラシの発送、備品の手配など

【台東モノマチ:ボランティア説明会】

ボランティア説明会

イベント概要、ボランティアの役割や仕事内容などについて説明し、事前の心構えをして当日を迎えられるようにするためのボランティア説明会や、ボランティア養成講座を実施します。ボランティアが当日イキイキと活躍できるかは、事前の準備次第です。

 

・イベントの開催趣旨、全体概要、運営者のメッセージ

・地域や産業の歴史や背景

・前回の開催の様子(画像や映像があるとベター)

・前回ボランティア体験者のコメント

・求める職種と仕事内容、役割(リーダー・当日ボランティアの違い)、勤務条件など

・イベント内容の説明(どのようなイベントがどこで開催されるか)

・スケジュール(全体とボランティア当事者のスケジュール)

・参加時の注意

・シフトについて

・雨天や欠席・遅刻時の連絡方法

・その他(ボランティア保険等の加入)

・ボランティアや運営スタッフとの交流

・ボランティア同士でのワークショップ 

【おおたオープンファクトリー:ものづくりサポーター養成講座】