事例紹介2014

CASE 1 台東モノマチ 東京都台東区南部  

CASE 2 燕三条 工場の祭典 新潟県三条市・燕市  

CASE 3 おおたオープンファクトリー 東京都大田区     

CASE 4 エーラウンド︱AROUND 東京都台東区 浅草一帯  

CASE 5 スミファ 東京都墨田区     

CASE 6 高岡クラフツーリズモ 富山県高岡市     

CASE 7 ヤマナシハタオリ産地バスツアー 山梨県富士吉田市・西桂町ほか  

その他のオープンファクトリー事例  

<台東モノマチ> 
子供からプロまで楽しめる豊富なコンテンツが揃う

<イベントデータ>

対象:一般向け

地域:東京都台東区南部地域一帯

御徒町/東上野/元浅草/台東/三筋/小島/鳥越/寿/駒形/蔵前/柳橋/浅草橋

開始年:2011年5月

頻度:年1.2回(春、秋)

規模(第六回モノマチ実績):参加企業数 約150件 来場者数 のべ10万人

イベントメニュー:工場見学/施設公開/職人ツアー/ワークショップ/限定商品企画、販売/マーケット/食関連イベント

ホームページ:www.monomachi.com

 

<どんな地域?東京都台東区南部・徒かちくら蔵エリア>

同じ台東区にある上野・浅草といった都内有数の観光地の南側にあたるエリア。お隣の墨田区のスカイツリーも、蔵前・浅草橋から徒歩圏内にあり、近年とくに人が集まる注目のエリア。JR線、都営線、東京メトロ、つくばエクスプレスなど公共交通機関の乗り入れも多く、どこから訪れるにしてもアクセスは良好。

エリアは基本的に徒歩圏内、または自転車で回れる範囲。台東デザイナーズビレッジ、佐竹商店街、おかず横丁などはエリア内の中心に位置する。2010年にJR秋葉原駅と御徒町の間の高架下にオープンした「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」もモノづくりをテーマとした商業施設で、モノづくり系企業が多く入居する。

燕三条 工場の祭典> 
〜金属加工の聖地で50社が一斉開放〜

(C)神宮巨樹写真事務所

<イベントデータ>

対象:一般向け

地域:新潟県三条市および燕市

開始年:2013年10月

頻度:年1回(秋)

規模(第2回実績):参加企業 59社 来場者数 約1万3000人

イベントメニュー:オープンファクトリー、ワークショップ、ガイド付きバスツアー、レセプション、関連イベント(飲食、まちあるき、マーケット等)

ホームページ:http://kouba-fes.jp

 

<どんな地域?新潟県三条市・燕市>

川に近く、鍛冶に必要な炭や鉄が獲れる地場資源があったことから、鎌倉時代には鍛冶産業が根付いていたといわれる燕三条。江戸時代になるとそこに和釘生産による技術が加わり、時代の変遷とともにその技術をさまざまな加工技術に特化させていったモノづくりの歴史をもつ。分業が進み多彩な技術の集積がある地域。

<おおたオープンファクトリー>
〜大学との連携で開かれたモノづくり企業の門戸〜

<イベントデータ>

対象:一般向け

地域:東京都大田区

東急多摩川線 下丸子駅・武蔵新田駅周辺/テクノWING大田(大田区本羽田)/OTA テクノCORE(大田区東糀谷)

開始年:2012年2月

頻度:年1回

規模(第四回おおたオープンファクトリー実績):参加企業数 74社 来場者数 約2,000人

イベントメニュー:オープンファクトリー/ワークショップ/まち歩きツアー/限定商品企画、販売/トークショー/食関連イベント

ホームページ:www.o-2.jp/oof

 

<どんな地域?東京都大田区>

東京23区内で最多の工業関連の事業所数を誇る地域。1980年代の最盛期に比べると工場数は約半分に、従業員数は5分の1になっているものの、今なお高密度で工場が集積しているエリアも残る。その多くが最終製品ではなく、試作品や、一般機械の部品、金属製品などをつくっている。

<エーラウンド>
〜観光の浅草から
「革・靴」の浅草へモノづくり観光を目指す

対象:一般向け

地域:東京都台東区奥浅草一帯

開始年:2012年5月

頻度:年1回(秋)

規模(第三回A-ROUND実績):参加企業数 約150件 来場者数 のべ2万人

イベントメニュー:オープンファクトリー、職人ツアー、ワークショップ、通常非公開の施設の公開、限定商品企画、販売、マーケット、トークショー、夜イベント、音楽イベント、食関連イベント

ホームページ:www.a-round.info

 

<どんな地域?浅草エリア>

浅草駅以北、隅田川沿いを中心とした広域浅草エリア。エリア内には浅草寺や花やしきなど人気の観光スポットが点在し、年を通じて行き交う人も多い。

エーラウンドでは、東武浅草駅近くにある隅田公園リバーサイドギャラリーを総合インフォメーションとし、浅草ものづくり工房、いろは会商店街、聖天会館付近(浅の市)にサブインフォメーションを構え、集客しやすい仕組みをつくっている。

<スミファ>
〜ものづくり企業の未来につなげる確実なマッチングを目指す〜

対象:一般向け/プロフェッショナル向け

地域:東京都墨田区 八広、両国、本所、向島ほか

開始年:2012年11月

頻度:年1回(秋)

規模(第3回スミファ実績):参加企業数 12社 来場者数 1,500名

イベントメニュー:オープンファクトリー、ガイド付きツアー、プライベートツアー、トークショー、展示会

ホームページ:www.sumifa.jp

 

<どんな地域?東京都墨田区>

隅田川の花火大会、大相撲、葛飾北斎など世界に誇るべき地域資源に恵まれた墨田区。2012年の春には東京スカイツリーが開業し、2年強で来場者が1億人を突破するなど、いま東京で最も人が集まるエリアともいえる。一方、日本の高度経済成長を支えた町工場がひしめき、都内では大田区につぐ2番目の工場数を誇る。すみだ3M運動やものづくりコラボレーション事業など区が先導してPRしているのも特徴。

<高岡クラフツーリズモ>
〜400年の伝統の技の「今」を若手職人自らがご案内〜 

対象:一般向け

地域:富山県高岡市

開始年:2012年

頻度:年1回

規模:参加企業数 約20社 ツアー参加者数 各コース15名

イベントメニュー:ガイド付きツアー全3コー、トークショー

主催:高岡伝統産業青年会

ホームページ:http://craft-tourism.jp/


<どんな地域?富山県高岡市>

伝統産業の始まりはおよそ400年前のこと。加賀藩主・前田利長の命により、7名の天才鋳物師が送り込まれたことから始まったのが高岡の銅器製造で、国内シェアはなんと95%を誇る。漆工、螺鈿細工なども、同じ頃に職人が同行したことから根付いたといわれ、技を受け継ぐ職人達が高岡の街を支えている。高岡伝統産業青年会は、こうした伝統工芸の継承と新しいあり方を提唱し続けている。

<ヤマナシハタオリ産地バスツアー>
〜クリエイターと織物産地を
バスツアーでダイレクトにつなげる〜

対象:プロフェッショナル限定

地域:山梨県富士吉田市、西桂町

開始年:2011年

頻度:年3回

規模:参加企業数 毎回5〜6社  ツアー参加者数 15名

イベントメニュー:ガイド付きツアー、トークショー

ホームページ:shikenjyo.blogspot.jp

 

<どんな地域?山梨県富士吉田市、西桂町>

西に河口湖、東に山中湖、南に富士山がそびえ、富士山からの伏流水が湧き出て桂川となって流れている。この水は染色や絹の精錬に適した軟水で、ヤマナシ織物産地の発展を下支えしてきた。江戸時代には、羽織の裏地として使われた「甲斐絹」の生産で知名度を上げた。現在は、甲斐絹の技術を生かした傘地、ネクタイ地、婦人服の裏地などさまざまなアイテムに挑戦し、日本でも稀な多品種産地となっている。

その他のオープンファクトリー事例

あわてんぼうのサンタが有田の煙突にやってきた!有田×サンタプロジェクト

有田焼で有名な有田と言えば、歴史的な建造物の問屋が集まる内山地域が有名ですが、サンタプロジェクトが実施されるのは、少し離れた応法・黒牟田地区を中心とした有田焼窯元が集積する地区。 

18工場の煙突にサンタクロースを飾り、クリスマスの物語をイメージさせ、話題を集めている取り組みです。親和伯父山窯の岩永美保さんが発案し、地元有志の協力により、実際に煙突にサンタクロースの人形を取り付ける取り組みがスタート。梯子が無い高い煙突に人形を取り付けるため、高所作業車に協力してもらっています。煙突に登るリアルなサンタ人形は、記念写真ポイントとしても人気でフェイスブック等の口コミで広がったこともあり、窯元が集まる地域への来場者を増やし、「地元を知ってもらえた」ことに地域も喜んでいます。

<データ>

対象:一般

地域:佐賀県有田町 

   応法・黒牟田地区とその周辺地区

開始年: 2012年11月

開催頻度:年1回  11〜12月頃(約 40日間)

規模:参加企業数 19件 

   来場者数 不明(毎年増加)

イベントメニュー:サンタ人形設置、ワークショップ、商品販売、飲食店とのコラボメニュー、フォトコンテスト、クリスマスマーケット。窯元見学等ができる有田秋の陶磁器まつりと同時開催。

ホームページ:

https://www.facebook.com/aritaxsanta

 

【写真/電力会社の高所作業車に協力してもらい人形を取り付ける。参加できる煙突は道から見えること、敷地に入らないこと、高いことなど条件がある。】

全国のつくり手がシャッター商店街をにぎわす一日・世田谷代田ものこと祭り

世田谷代田は、産地やモノづくり企業が多くある場所ではない、「使い手のまち」(住宅街)。駅前商店街はかつて多くの人でにぎわっていたものの、現在ではシャッターが閉まったままの店舗も多くなっています。

普段の暮らしの中ではモノづくりを意識することもない人たちが、つくり手や産地の存在を知って驚きと感動を覚える1日。それが世田谷代田ものこと祭りです。商店街に全国からつくり手や飲食店を迎え、さまざまなイベントをおこなっています。運営するのは、デザインやインテリアなどの分野を専門に活動し、「使い手に寄り添ったものづくり」を志向するつくり手たち。彼らはダイタリアンと呼ばれ、元は他地域で活動をしていた若者達が、世田谷代田に移住し、新たな活動を始めています。使い手とつくり手が心地よくつながった関係が成立することを目指した 10年計画のビジョンは、少しずつ実行されています。

<データ>

対象:一般向け

地域:東京都世田谷代田(小田急線世田谷代田駅周辺)

開始年: 2012年8月

開催頻度:年 1回(夏)

規模:参加企業数 約 70件 来場者数約 3000人(第 3回実績)

イベントメニュー:秋田直送流しじゅんさい、子どもお仕事体験、ものづくり体験など

 ホームページ:http://monokoto.web.fc2.index.html058 

【写真/メイン会場の代田八幡神社境内では旬の味覚を楽しく食べる「じゅんさい流し」や、子どもも参加できるものづくり体験などを開催。まちなかでは、子どもお仕事体験などでも盛り上がります。】