イベントレポート2014
燕三条 工場の祭典 ピンクのストライプで彩られた街をめぐる4日間
燕三条 工場の祭典では4日間にわたって一斉に工場を開放。各工場の規模や状況に合わせて、時間内であれば自由に見学できる「フリー」、開始時間までに集合する「時間制」などの工場の開き方を、各工場が選べるようになっている。
◆メイン会場はイベントもりだくさん! <三条鍛冶道場>
(C)神宮巨樹写真事務所
◆広い地域を効率的にまわれるツアー <オフィシャルバスツアー>
第2回での新たな試みとして、4日間で合計8コースバスツアーを開催。市役所職員、有志の地元企業経営者によるガイド付きで、半日で3〜4社の工場を効率よく回ることができる。さまざまなジャンルの町工場に訪問できるようにコース内容も工夫している。
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各コース定員15名バス内ではガイド独自の視点による解説あり。
工場内では現場の職人が説明する。
◆工場がパーティーやライブの会場に!? <レセプション>
6つの工場を会場に、工場の祭典の“夜の部”ともいえるレセプションを開催。キャンプ料理でのおもてなし(スノーピーク)やライブ(玉川堂、武田金型製作所)など、普段は仕事場である各工場の環境を生かしたイベントを開催して、来場者と参加企業が交流を深めた。
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【タダフサレセプションの様子】
【玉川堂レセプションの様子】
◆わかりやすく工夫された工場見学 <工場見学>
普段から工場をオープンにしている会社もイベント期間中だけ公開の工場も、それぞれに工夫をこらす。工場内では騒音に配慮してインカムを装着したり、途中工程のサンプルを展示するなどの工夫が。ピンクストライプのTシャツ着用、段ボールの設置などで、参加企業・スタッフであることもわかりやすくしている。
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【スノーピーク】
【永塚製作所】
◆手彫り彫金の初体験をここで <ワークショップ>
各工場では数々のワークショップも企画された。手彫り彫金歴45年を誇る大岩彫金では、全国推奨観光土産品審査会の工芸部門で、最高賞の経済産業大臣賞に輝いた「木の葉の箸置き」を実際に製作できた。
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【大岩銅金】
◆工場以外のお楽しみも <畑の朝カフェ>
燕三条 工場の祭典の期間中、燕三条地域では様々な連携イベントが開催された。地元のナビゲーターによるまち歩きツアー(工場の祭典まちあるき)や、農家が提供する特別な食空間(畑の朝カフェ)など、工場以外でも燕三条のモノづくりや食について楽しめるプログラムが充実している。
【工場の祭典まちあるき】
【畑の朝カフェ】